2020年に新型コロナウイルスが流行して以来、私たちの生活にはマスクが欠かせなくなりました。
ですが、マスクをしているが故に肌荒れが起きやすくなってしまい、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、マスク着用でニキビなどの肌荒れが起きてしまう原因や予防法について詳しくご紹介していきます。
【監修者・執筆者紹介】ミカ
文部科学省後援:日本化粧品検定1級取得 (※認定No.21240100267 )
1985年福岡生まれの福岡育ち、1児の母。 美容・コスメが大好きで若い頃からお肌のケアには入念に対策してきました。
美容関連商品に関わる幅広い知識や成分等の知見を深める為に化粧品検定の取得を決意し日本化粧品検定1級を取得。
より確かな情報を発信することを心掛け、当記事が皆様の「悩み解決」へとお役立てできればと考えています。
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マスク着用で肌荒れする原因4つ
それでは早速、マスク着用で肌荒れする原因から見ていきましょう!
蒸れてしまうから
マスク着用でニキビなどの肌荒れに繋げる原因ひとつ目は「蒸れ」です。
また、湿度が高くなると汗や皮脂なども増加し、ニキビの原因であるアクネ菌も増えてしまいます。
マスク着用が原因でできるニキビは「マスクネ」とも呼ばれていて、蒸れを放置しているとニキビが出来やすい肌環境となってしまうため注意が必要です。
乾燥してしまうから
ご紹介したように、マスク着用時は呼気で蒸れている状態ですが、マスクを外すと一気に湿気が蒸発し、肌表面の角質層の水分まで一緒に蒸発してしまいます。
肌の乾燥が進むと、全体的にカサついてしまうだけではなく、肌のバリア機能が落ちて、マスクの着脱などの摩擦などで肌荒れを起こしやすくなります。
マスクの素材が合わないから
元々敏感肌の方は、肌に合わない素材のマスクを長時間着用していると、赤みやニキビなどの肌荒れに繋がりやすくなります。
不織布マスクはこまめに交換する、繰り返し使える布マスクは、洗った時の洗浄成分が肌の負担になっていることも考えられるので、優しく洗うなどを心がけましょう。
また、洗う際に漂白剤などを使わないよう注意です。
紫外線対策が不十分だから
紫外線は日差しが強い夏だけではなく、1年中降り注いでいます。
マスクをしていると、つい「マスクをしているから紫外線は防げている」と思いがちですが、一般的に売られている不織布マスクは紫外線も通してしまうので、紫外線対策が不十分だと肌に悪影響を与えてしまいます。
具体的には、紫外線を多く浴びてしまうと、それを跳ね返すために肌は角質を溜め込みます。
そうすると、肌の毛穴には多くの角質が詰まってしまい、結果的に代謝が低下。
さらに肌の水分も蒸発するので、乾燥しやすくなるだけではなく、ニキビの原因となるアクネ菌が増えやすくなってしまいます。
マスクによる肌荒れが起きた時の対処法4つ
続いて、マスクを着けて肌荒れが起きてしまった時どうすれば良いのか、おすすめの対処法をご紹介していきます。今まさにマスクによる肌荒れに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
自分に合ったサイズ、素材のマスクを着用する
マスクには不織布やポリウレタン、ポリエステル、コットン、リネン、シルクなど様々な素材が使用されています。
マスクを着用してニキビや赤みなどの肌荒れが起きている場合、考えられる可能性としてマスクの素材が合っていない可能性があります。
マスク着用時、肌がピリピリするという方はマスクの素材に肌が敏感に反応している可能性があるので、天然素材のシルクやガーゼなどのマスクを着用しましょう。
新型コロナウイルス対策では不織布マスクが特に推奨されているので、敏感肌の方は天然素材のマスクを着用した上から不織布マスクを重ねるのもおすすめです。
また、自分に合ったサイズのマスクを選ぶことも肌荒れ対策の大事なポイントです。
日本衛生材料工業連合会がホームページ上で公開している、自分に合ったサイズのマスクを選ぶ方法をご紹介するので、ぜひマスク選びの参考にしてください。
~自分に合ったマスクのサイズの測り方~
- 親指と人差し指でL字型を作る
- その状態で耳の付け根の一番高いところに親指の先端を当てて、鼻の付け根から1㎝下に人差し指の先端を当てる
- その状態の【親指から人差し指までの長さ】が自分に合ったマスクのサイズです
~長さごとのおすすめのマスクのサイズ~
- 9~11㎝…子ども用サイズ
- 10.5~12.5㎝…小さめサイズ
- 12~14.5㎝…普通サイズ
- 14㎝以上…大きめサイズ
自分に合ったサイズのマスクがわからない方は、ぜひこちらも参考にしながらマスクを選んでみてくださいね。
丁寧に保湿ケアする
肌荒れが起きてしまった時は、肌が乾燥している可能性があります。
肌は乾燥するとバリア機能が低下し、摩擦や紫外線などのダメージをより受けやすくなるので要注意。
まずは日頃のスキンケアで丁寧に保湿しましょう。
↓肌荒れ・エイジングケア等におすすめの17skinです。
化粧水や乳液、保湿クリームなど、日頃からスキンケアをしている方も多いかと思いますが、乾燥が気になる方は、1回化粧水をつけた後にもう1回化粧水をつける「追い化粧水」をするのがおすすめです。
2回化粧水を馴染ませることで肌の角層までしっかりと潤いを届けて、より効果的に保湿ケアができますよ。
こまめに汗を拭く
肌荒れした状態でマスクを着用していると、呼気による蒸れや汗でより状態が悪化してしまうこともあります。
また、汗を拭く時は肌にタオルなどを当ててゴシゴシと拭いてしまうと摩擦が加わり肌へのダメージに繋がってしまうので要注意!
汗が気になる部分に軽く当てて、汗を拭き取るようにしてください。
汗をたくさんかいてマスクが湿ってしまった場合は、こまめに新しいマスクに交換するなど使用方法にも気を配りましょう。
皮膚科を受診する
マスクによる肌荒れがひどく、一向に良くならないという方はニキビ用の市販薬などを塗るのも良いですが、早めに皮膚科を受診するのがおすすめです。
その理由は、肌荒れは早く治療しないと痕が残ってシミになりやすくなるから。
「すぐ治る」と油断していると思った以上に長引くこともあるので、気になる肌荒れは早い段階で専門医に相談し、ケアしていきましょう。
マスクによる肌荒れを予防する方法3つ
ここからは、マスクによる肌荒れを予防する方法をご紹介していきます。
今肌荒れが起きていない方も暑い夏の時期は特にマスクの中が蒸れやすいので、ご紹介する予防法をぜひ日頃から実践してみてください。
1時間に1回ほどマスクを外す
周りに人がいない時やオフィス勤務でトイレに行く時など、可能なら1時間に1回ほどマスクを外して肌を休めましょう。
長い時間マスクを着用していると、その分呼気でマスクの中が蒸れ、肌荒れを起こしやすくなります。
一度マスクを着けると、つい長時間マスクをずっと着けてしまう…ということもありますが、可能な範囲でマスクを外し、湿気対策をしてみてくださいね。
毎日のスキンケアを丁寧に行う
予防法2つ目は、日々のスキンケアをより丁寧に行うことです。
クレンジングでメイクや皮脂汚れをしっかり落とし、洗顔→化粧水→乳液と肌に馴染ませて肌を保湿ケアしていきましょう。
マスク着用による肌荒れでスキンケアが重要な理由は、「肌のバリア機能を高めることができるから」です。
肌は乾燥するとその分バリア機能が衰えて、マスクによる摩擦や紫外線などのダメージを受けやすくなります。
一方、しっかり保湿されている肌はバリア機能が高まり、紫外線や摩擦から肌を守ってくれるだけではなく、肌そのものの状態を整えて透明感をアップさせてくれるのです。
マスクによる肌荒れ予防としてだけではなく、肌全体にとって保湿ケアをすることはメリットが多いので、ぜひ日頃から心がけてみてください。
日焼け止めをしっかり行う
ご紹介したように、紫外線はマスクを通してしまうのでマスクの下はしっかり紫外線対策を行うことが重要となります。
短時間の外出はもちろん、家やオフィス内の屋内でも紫外線は通ってしまうので、日頃から日焼け止めクリームやUV機能付きのBBクリーム、ファンデーションなどを塗ってケアしていきましょう。
また、現在は日焼け止め効果があるマスクも多く販売されています。興味がある方はぜひそちらも取り入れながら効果的に紫外線対策を実践していきましょう。
日焼け止め効果が期待できるマスクを3つご紹介!
サンカット UVカット マスク / コーセー
紫外線カット率99%で、洗って使える冷感UVマスクです。
蒸れにくい鹿の子素材で、吸水や消臭機能も備えた布マスクとなっています。
紫外線保護指数もUPF50+となっているので、ちょっとした外出やオフィス内での仕事でも安心して着用できます。
接触冷感 マスク / DLXGIRL
子ども用から大人用まで5種類サイズがあり、カラーバリエーションも豊富。
冷感素材を使用していて紫外線遮蔽率98.6%、UPF50+とUVカット機能も高いのが特徴です。
伸縮性にも優れていて着け心地も良く、洗濯機で洗うことができます。
多機能UVマスクふらは / ホワイトビューティー
付属の「高性能フィルター」をメッシュの間に挟んで使用するマスク。
高機能マスクでサイズは2展開、カラーバリエーションは6種と豊富です。
フィルターは20枚付属されていて、別売り(30枚)も購入可能です。
まとめ
マスク着用によるニキビなどの肌荒れは様々な原因で引き起こされます。
今まさに肌荒れに悩んでいる方は、ご紹介した原因に当てはまる点がないか確認してみてください。
また、マスク着用による肌荒れは、日頃の対策で予防することもできます。
記事内で解説した対策や予防法も参考にしながら快適にマスクを使ってみてくださいね。